読書の効果を高める10つの方法[読書術5冊のおすすめ方法まとめ]

  • 2020年2月5日
  • 2020年2月28日
  • 読書

こんにちは!カイ(@kaiyoshi328)です。

 

読書好きがこうじて、年間100冊ほどジャンルを問わず、本を読んでいます。
読む冊数を重ねていくと、どうしても内容や忘れてしまうことやあまり身になってないなと思うことはありませんか?

先日、読書の効果を高めたいと思い、読書術関連の書籍を5冊読んでみました。

その読書術の本の中で紹介されており、かつ共通して書かれていたところをまとめて実践してみました。

 

今回は、その中でも読書の効果が高まった方法を10個ご紹介します。

 

ぜひ、参考にしてみてください!

参考の読書術関連書籍のご紹介

読書の効果を高める

読書の効果とは?

本記事でいう読書の効果を高めるとは、読んだ内容を忘れず、行動に移していけるように効果を高めることです。

人間はどうしても忘れてしまう生き物です。

どんなに心動かされたフレーズや内容でも、忘れてしまいます。
もちろん、忘れてしまったものを行動に移すなんて、できっこありませんよね。

 

ですが、これから紹介するポイントを意識することで、大事なことをしっかりと身につけていくことができます。

読書の効果を高める方法

読書の効果を高めるための方法を、読書前、読書中、読書後と本の選び方に分けました。

読書前
①読む目的を明確にする。
②本の構成を理解して、予測をつける。
③読む目標時間を定めて、タイマーを準備する。

読書中
④読まない部分は切り捨てる。(パレートの法則80:20)
⑤本を汚く読む。(アンダーラインとメモを書きながら読む)
⑥「要は〜だ」や自身の経験や知識とつなげて、考えながら読む。

読書後
⑦ノートに抜き書きとコメント、ポイントを記載する。
⑧読んだ内容を誰かに教える。(読後のアウトプット)

本の購入時(9〜10の方法「本の選び方」 )
⑨本の選び方
⑩学びたいカテゴリーの基本となる本を3〜5冊を読んで理解する。

それでは、順番に紹介していきます。

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読書前:読書の準備で効果を高める

本を読み始めるとき、読書前の準備がとても重要です。
すぐに読み始める前に下記の3つの方法をしてみてください。

① 読む目的を明確にする。

読書を始める前に、その本をなんのために読むのか目的をはっきりとさせましょう!
そうすることで、これから読む本で欲しい情報が明確になります。

メンタリストDaigo氏の『知識を操る超読書術』の中では、
本を読む目的を定めるために、下記の3つの質問をすると良いとしています。

なぜこれを読みたいのか。
そこから何の知識を得たいのか。
読んだあと、どういう状態になりたいのか。

引用:メンタリストDaigo『知識を操る超読書術』

そして、欲しい情報を明確にして意識をすることで、気になる箇所が目に留まるようになります。

これの現象は、人間の心理効果である「カラーバス効果」といい、欲しい情報が手元に集まる状態です。

 

僕も読む前には、上記の質問を自分に投げかけています。

この質問に回答することで、読みたい箇所、読むべき箇所を明確になるので、
熟読するべきところで、じっくり時間をかけて読めるようになり、大事なポイントが定着していると感じます。

 

目的を定めることが難しい場合は、下記の②の方法を行なった後に定めることをおすすめします。

②本の構成を理解して、予測をつける。

次はその本の構成の理解をしましょう。
前書き、あとがき、目次、著者プロフィールをじっくりと読むことをおすすめします!

前書き、あとがきでは、その本で話す大まかな内容が書かれています。
書店でもこの部分を読んでから購入を検討することができますね。

 

ある程度の概要を掴んだところで、目次を読み込みます。
目次の流れを読み込むことで、その本で伝えたいことの構成が見えてきます。

 

そこで、「第1章では、○○について、書いてありそうだな。」など、予測してみてください。
予測通りなら、そこで書いてあることは飛ばしてしまっても構いません。
予測通りでない場合は、新しい発見があるかもしれません!

 

例えば、前述のカラーバス効果について、
読書術の本を複数読んでいたときに、目次でこれはカラーバス効果について話していそうだなって思い、該当ページを開いてみました。
するとそこには、「カラーバス効果」と記載しているではありませんか!

このように予測することで、これまでに得たことがある知識か、そうではないか判断をしながら読み進めていくことができます。

③読む目標時間を定めて、タイマーを準備する。

その本を読みきる目標時間を設定しましょう。

目標時間を設定する事で、時間への意識が強まり、より集中して本を読むことができます。

 

例えば、『レバレッジ・リーディング』の著者である本田直之氏は、バスタブの中で1時間本を読むそうです。
1時間だと集中して読める、バスタブのなかに1時間以上いる状態だと、身体も冷えてしまうのでちょうど良いとの記載がありました。

 

僕も本を読む時はタイマーをつけるようにしてみたのですが、読み切る時間の目標があるので、かなり集中して読むことができました!

目標時間の設定では、集中するためにポモドーロテクニックを使うことや、
集中を切らさないように、スマートフォンの通知オフなどもおすすめです!

読書中:読みながら思考を巡らせ、メモで効果を高める

④読まない部分は切り捨てる。(パレートの法則80:20)

繰り返しになりますが、人間は忘れる生き物です。
読んだ内容を全て覚えられる人は、そういません。

読書術で読んだ書籍の全てに書いてありましたが、完璧に全てを読む必要はありません。
パレートの法則の80:20の数字を読書に当てはめると、本の20%を読めば、その本の筆者の主張がわかるとの事です。

読書にも、この法則は当てはまるように思います。つまり、読書を投資と捉えれば、本から得られるリターンの八〇%は二〇%を読むだけで得られるということです。したがって、一冊の本を全部隅から隅まで読まなくても、わずか二割を読むだけで、その本の著者が本当に主張したいことはほぼわかると言えます。

引用:本田直之『レバレッジ・リーディング』

 

上記を参考に、最初から読む必要はなく、自分の読みたいところから読めばいいです。

ただ、読むときには、人に説明するつもりで読む。
読むべき箇所、読まなくてもいい箇所の見極めをしっかりとしていきましょう!

⑤本を汚く読む。(アンダーラインとメモを書きながら読む)

本は汚くしてなんぼです。
読書の効果を高めるために、アンダーラインとメモを書き込んでいきましょう!

Kindleを使用している場合は、マーカーやメモを書き込めます。

本を「汚く」読むというのはつまり、アンダーラインを引いたり、書き込みをしたりしながら読んでいくということです。いわゆる愛書家のなかには、本に書き込みをすることを極端に嫌がる人がいますが、本をみずからの血肉にして自分の人生をより豊かにしたいと思うのであれば、アンダーラインや書き込みは絶対に必要になると思います。

引用:山口周『外資系コンサルが教える 読書を仕事に繋げる技術』

 

図書館や借りてる本ですと本を汚すことはできません。

また読んだ本を売る予定であれば、汚すことはできないかもしれません。

 

そのため本は自分で購入して、蔵書にするか捨てるようにしましょう。

お金を払うことで損失にしたくないという心理(サンクコスト効果)が働き、より内容を理解しようという気持ちが働きます。

 

ただその心理に引きづられず、今の自分にとって必要ない、または理解できない場合は本を置くことも肝心ですよ。

⑥「要は〜だ」や自身の経験や知識とつなげて、考えながら読む。

「要は〜だ。」や「一言でいうと、〜だ」など、まとめながら読むことや、自身の経験や知識とつなげながら読みましょう!

簡単な要約や経験を交えて本の説明をすることができるようになり、理解度が深まります。

 

下記の文面を例にして考えてみましょう。

「好奇心を強くくすぐられたとき、脳内ではモチベーションと記憶に関する部位が活性を高め、興味対象のみならず、その状態のうちに提示された情報に関しては、たとえ興味がないものであっても記憶に定着させようとする」
つまり、好奇心を刺激された状態のとき、私たちの脳は記憶力を高めるのです。

引用:メンタリストDaigo『知識を操る超読書術』

 

上記の文章で僕がメモをしていたのがこちらです。

「要はワクワクが大事。義務感で読んでいれば、頭に入ってこない。
昔、学校に通ってたときに自分が読みたくて読んだ本の内容はよく覚えてるけど、
課題図書で提示された本って、タイトルすら覚えてない。」

 

一言で好奇心が大事だってことと、そういえばこんなことがあったな、と過去の経験をつなげています。

ここまで考えればさらに発展させて、どうすればこの好奇心の高い状態を作り出せるのか、など考えていくことができ、結果的には「好奇心が記憶の定着率を高まる」という内容が自分の中に定着しています。

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読書後:読後のアウトプットで効果を高める

⑦ノートに抜き書きとコメント、ポイントを記載する。

読み終わったあとは、気になった文章を抜き書きして、コメントやポイントをまとめていきましょう!

それぞれの書籍で抜き書きする記載はありましたが、それぞれの方法は異なります。

  • レバレッジメモとして、気になった文章をWordに抜き書きだけする。それをプリントアウトして持ち歩く。
  • 重要な部分をA4ノートに抜き書きして、コメントを記載する。それを見返すなどをする。
  • 日時、書名、著者の名前を書き、見出し(抜き書き)をして、考察とそれに対するアクションを書き出す。

 

ただ共通しているポイントは、抜き書きをして、それを見返す、行動に移すことです。

 

僕自身も、抜き書きしてアクション計画を立てて、予定に組み込み実施するよう心がけています。
予定に入れてさえしまえば、行動することは容易です。

 

また、読んだ本を読み返すかなども記述がありましたが、
①本を読みきる
②抜き書きをするために見返す
③抜き書きした内容を見返す

この3ステップを踏めば、3回分読んだことと同じであり、読書の効果が高まります!

ぜひ、ご自身にあった方法で、抜き書きやまとめを作ってみてください。

⑧読んだ内容を誰かに教える。(読後のアウトプット)

読んだ内容は誰かに教えることで、記憶の定着度が高まりますので、アウトプットとしてかなりおすすめです。

 

ラーニングピラミッドはご存知でしょうか?

このピラミッドにあるように、人に教えることが最も学習定着率が高いのです。

 

僕もこの記事のように、学んだ内容のまとめを作ることや、定期的に読んだ本の内容を人に話しています。

 

人に教えることが難しい場合ですと、書評ブログを書いてまとめるなどもよいかもしれません。

学んだ内容をアウトプットに繋げることで、読書の効果は高まります!

本の選び方で効果を高める

⑨学びたいカテゴリーの基本となる本を3〜5冊を読んで理解する。

学びたいことがありましたら、3〜5冊の入門書から、少し発展した内容の本を買うことをおすすめします。

 

同じジャンルを読むと共通項が見えてきて、大事なことがわかってきます。

例えば、今読まれているこの記事が例です。
この記事を書くまえに、僕は読書術関連書籍を5冊読み、大事なポイントをまとめて実践をしました。

その中で効果的だと思うものを10にまとめたのです。

 

また、ある題目についての賛成や反対意見を読むことで、多面的に物事をみることができるようになります。

一つの意見にとらわれず、様々な意見に触れ、自分なりに考察を深めていきましょう。

 

購入する時は、まとめて購入してしまうことがおすすめです。積ん読をしましょう。

 

多読をしていく場合、10冊以上積ん読しておけば、読む本に困らないかと思います。

⑩本の選び方

本の選び方は人それぞれです。
まずは自分が読みたい本を手にとってみましょう!

 

直近のトレンドを知りたい場合は、書店にいき、各ジャンルのトップ10をまとめ買いもいいです。

Amazonの各テーマのランキングトップ10なども、売れている本がわかります。

 

僕の場合ですと、海外在住のため基本はKindleでの購入です。
そのため基本はAmazonで買うのですが、Amazonだと興味ある分野の本のおすすめが出るので、テーマが偏ってしまう場合があります。

その時は、普段読まないジャンルを意図的に選んで買ってみることや、新しい本をそれとなくみて興味を持った本を買います。
もちろん、出来るだけ失敗はしたくないので、レビューや評判などは必ず確認することがよいです。

 

あとは、⑨でも書いていますが、学びたいカテゴリーを5冊まとめて購入などもします。
(本田直之さんのいう、「カテゴリー集中法です。」)

5冊続けて読んでいくと、共通項が見えてきて、大事なことを浮き彫りにすることができるのでおすすめです!

自分なりの読書術を追求していく

ここまで読書の方法はいかがでしたでしょうか。

僕が読書術の本から学び、10の方法を紹介しましたが、
結局のところ、どのように読むか、どんな方法が効果が高いかは人それぞれです。

読書をしていく中で、色々と読み方を試行錯誤をして、自分なりの読書術を追求していくことが大事です。

それでも、読書の効果を高めるとっかかりとして、上記の10個の方法を参考にしてもらえたら嬉しいです。

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