『金持ち父さん貧乏父さん』著ロバートキヨサキのお金の哲学【書評】

  • 2020年2月4日
  • 2020年2月28日
  • 読書

こんにちは!カイ(@kaiyoshi328)です。

 

世界的ベストセラーの『金持ち父さん貧乏父さん』。
こちらのタイトルを聞いたことがある方、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。

 

お金持ちになりたいとか卑しいのでは?と思われる方も多いかもしれません。
しかし、経済的自由を得たいと思われている場合は、お金について知る必要があります。

 

そこで、今回の書評では、『金持ち父さん貧乏父さん』のご紹介から、読んで感じたことを中心にまとめていきます。

『金持ち父さん貧乏父さん』 著 ロバート・キヨサキのご紹介

金持ち父さん貧乏父さんとは

この本は、金持ち父さんからの六つの教えと、その実践編のアドバイスが書かれています。
19年前に執筆された内容ですが、現在でも役立つ内容が詰め込まれています。

金持ち父さんからお金について学び始めたとき、私はまだ9歳だった。 三十年後、その授業の全てが終わったとき、 私は金持ち父さんが教えてくれたことはわずか六つ出会ったことに気づいた。 この本は、その六つの教えについて書いたものだ”

本書帯より引用

 

著者 ロバート・キヨサキ氏

起業家、教育者、投資家 ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者と知られるロバート・キヨサキは世界中の多くの人々のお金に対する考え方に疑問を投げかけ、その考え方を変えた。ロバートの考え方は社会通念と対立することも多いが、率直な、時として不遜で勇気ある発言をするとの定評がある。彼はまた、ファイナンシャル教育の大切さを情熱をもって語る提唱者として広く知られている。

著者紹介欄より引用

 

本書の中でもファイナンスインテリジェンスの重要性を説いています。

金持ち父さん貧乏父さんの内容の紹介

金持ち父さん貧乏父さんの内容

金持ち父さん貧乏父さんの目次

教えの書

  • 第一の教え:金持ちはお金のためには働かない
  • 第ニの教え:お金の流れの読み方を学ぶ
  • 第三の教え:自分のビジネスを持つ
  • 第四の教え:会社を作って節税する
  • 第五の教え:金持ちはお金を作り出す
  • 第六の教え:お金のためでなく学ぶために働く

実践の書

  • 実践その一:まず5つの障害を乗り越えよう
  • 実践その二:スタートを切るための十のステップ
  • 実践その三:具体的な行動を始めるためのヒント

金持ち父さん貧乏父さんのあらすじ

本書は、主人公の幼少の頃に受けた、金持ち父さん(親友の父)と貧乏父さん(実の父)からの教え、学んだことを自分自身で考え行動していく内容です。
本書の中でも「知識は力」と言う言葉がありますが、まさに知っているかどうか。
そして何を考えることができるのかが鍵になると思います。

 

さて、ここから、読んで感じたポイントを抜粋して紹介していきます。

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お金を持たないことの恐怖に立ち向かえ

「お金を持たないことの恐怖。」

第1章ではこの言葉が繰り返し使われます。

本書では、お金についての知識を身につけ、恐怖という感情を感じ、考察していき、恐怖と立ち向かうことが重要だと説いています。

 

多くの人は貧乏になるかもしれない恐怖を持つあまり、リスクを取らず安全な道を歩いていく。
例えば、仕事を選ぶ際も自分が何を得るのか、何を学びたいのかではなく、お金ありきで考えてしまう。

 

しかし、お金のために働き続けて良いのでしょうか?

本書では、資産を持つことを提唱しており、資産を持つためにお金のための仕事でなく、自分が何を得るのか、何を学ぶことができるのかを基準に職を選ぶことを推奨しています。

 

お金がなくなることは恐怖です。これは否めません。
もちろん、お金は使えば減っていきます。
だからといって、お金ファーストで仕事をしてしまうと、人生が「お金」に囚われ、支配されてしまう。

 

お金とは何でしょうか。

日本でお金とされているのは2種類です。硬貨と紙幣。
そして、硬貨は金属であり、紙幣は紙です。
最近では、キャッシュレスが進み、もはや数字だけの人もいるでしょう。

 

さて、その金属は、その紙は、その数字はどのような価値があるのでしょうか。
そもそも、なぜ当たり前のようにそれらを使っているのでしょうか。

ぜひ、考えてみてはいかがでしょうか。

資産と負債を知り、資産を増やしていく

本書では、資産と負債の違いについて説明しています。

資産=ポケットにお金を入れてくれるもの
負債=ポケットからお金を取っていくもの

本編より引用

さて、資産とはどのようなものでしょうか。
ポケットにお金を入れてくれるもの。そんなものは存在するのだろうか。

例えば、自身がマンション経営を行っており、毎月家賃として受け取ることができている場合、それは資産といえるでしょう。

 

マイホームなどで消費者ローンなどを組んでいる場合は、どうでしょうか。
これは毎月のローンの支払いがあり、ポケットからお金がなくなっていきます。
そのため負債にあたります。

では、ローンを支払い終わったあとのマイホームはどうでしょうか。
もちろん、マイホームでポケットにお金が入ってくるのであれば、資産です。
しかしながら、例えば30年ローンで購入したマイホームは、払い続けたローンと見合う金額なのでしょうか。
家は経年劣化しますし、土地の価値も都度変わります。
リフォーム代やその他修繕などもあります。さて、それは資産でしょうか。

 

僕自身、本書を読み、少しづつですが、資産と負債の違いが見えてきました。

 

そしてもちろん資産と負債と合わせて、収支を一緒に考える必要があります。

下のような構図はできてしまうと、生活が圧迫されてしまいますね。

収入<支出+負債

 

なるほどと思っても、さあでは、何をしたら?と思いますよね。

まず、知るべきは現在の家計の財務状況です。
資産や収入となっているもの、負債や支出となっているものは何か。

そこから資産や収入を増やすこと、負債や支出を最低限に抑えることはできないかを考えていきます。

今日では、家計計算の無料なアプリなどで簡単に管理ができます。

もし、家計の財務状況の管理をしていない場合は、ぜひおすすめします。

才能の開花させるための投資せよ

さて、資産と負債を理解した上で考えるべきは、どのような資産を得ていくのか、です。
資産を作るためには、もちろん自分自身に投資をする必要がありますね。

 

あなたは自分に何を投資しますか?
何も不動産や金などの物品でなく、自身のスキルアップなども投資です。

 

本書では、自分自身をよく知った上で、次に進む時に生じる恐怖心や自身のなさに打ち勝っていく必要がある。と筆者は言っています。

 

あなたには何があるのか。何が好きなのか。(楽しむことも重要!)
考えてみて、投資をしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、他人の目など気にする必要はありません。
手始めに、自分が投資をしたいと思うものから投資を始めていきましょう。

(ちなみに僕の場合は、筋トレ、読書、朝活の時間などにまず投資しています。)

 

本書を読み、自分自身の資産に繋がるために、知恵を絞り好きなことを好きなようにしたらいい、そのための投資を惜しまず、資産を醸成させていけたらいいなと思いました。

そもそも自分のことを一番気にかけてあげられる、自分のことに一番時間を使えるのは自分だけです。
周りを気にしては自分を大切にできないかもしれません。

お金の考え方に衝撃を受ける本。投資をするかはあなた次第

本書については賛否両論ありますが、私にとってはお金の考え方について衝撃を受け、考えが変わるきっかけとなる1冊となりました。

 

チャンスは誰かに与えられるものでなく、自分自身で創り出すものだと私は考えています。
そしてそれを掴みとれるか、です。
そのためには多くの選択肢を持つこと、行動することが大事ですね。

この本に投資してチャンスとするかはあなた次第です。
もし興味があるのであればぜひ、読んでみてください。

 

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